医師会だより


毎月市報に掲載される「横手市医師会だより」をホームページでも公開しています。
見逃してしまった方も、こちらでチェックしてくださいね。

伊藤小児科・内科医院 伊藤忠彦医師 

『インフルエンザワクチンの接種料金値上げについて』

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今シーズンのインフルエンザワクチンは、従来の3価から4価(A型・B型ともに2種)に変わりました。
今まで効果がなかった1種類のB型にも有効となります。近年、A型に加え、B型2種の混合感染が流行しており、WHOも4価を推奨しているためです。
これに伴い、ワクチン製造のコスト増のため、接種料金が値上げされました。4価になり、副反応が増えたという報告はありません。
ワクチン接種は発病予防だけでなく、特に高齢者や小児では肺炎・脳炎等の重症化防止に有用ですので、料金値上げについてご理解の上、流行前の接種をお願いいたします。


高橋耳鼻咽喉科眼科クリニック 高橋 辰 医師

『私の健康法 〜良い眠りの3か条〜』

高橋耳鼻咽喉科眼科クリニック 高橋 辰 医師

本格的な冬がやってきます。私たちの体には、気温や日照時間の変化に合わせて体調を整える力があります。
しかし、季節の変わり目には、こうした体内の調節時計が不調になり、病気にかかりやすくなるといわれています。
私が健康管理で特に気をつけていることは『睡眠』です。
睡眠は体内の調節時計のねじ回しのようなもので、疲労などで狂ってしまった針を戻してくれます。
私の良い眠りの3か条は、『寝る前の入浴と明るすぎない照明』、『同じ時刻に寝て起きる』、
『朝食をとる』です。眠りのスタイルは人それぞれ。あなたの良眠のコツ、探してみてください。


条里コスモス眼科 高橋 佳奈 医師

『私の健康法 〜水分補給で心地よい目覚め〜』

条理コスモス眼科 高橋 佳奈医師

夜間や明け方、目が覚めてもまぶたが重苦しくて目が開けられないというような経験はありませんか。
考えられる原因は一つではありませんが、最も多いのは『ドライアイ』です。
誰でも夜間は涙の分泌量が減少する上、冬場は部屋の湿度も低くなりがちです。そのため、寝起き直後の目は、口や鼻と同様にとても乾燥しています。
私は毎朝、まず枕元においたドライアイの目薬を点眼し、目が開いたらキッチンへ行って、コップ一杯の水を飲みます。
どちらも体に染み込む水分が、心地よい目覚めをもたらしてくれます。 皆さんもいかがですか。


小田嶋まさる内科 小田嶋 傑 医師

『お酒はほどほどに〜適量を守ってストレス解消〜』

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私の健康法は『ストレスをためない』と称しての晩酌です。
仕事の後の夕食時、適量の飲酒によってストレス解消だけでなく、食事をおいしく食べることができます。 「今日は何を飲もうかな」と毎日楽しみにするほど自分の生活になくてはならないものですが、飲み過ぎは禁物です。
皆さんの中には、ついついお酒が進みすぎてしまう方もいるかと思います。 しかし、過度の飲酒は二日酔いになったり、脂肪肝などの肝機能異常、高脂血症、糖尿病、高血圧などの病気の原因ともなりますし、持病を悪化させることもあります。
くれぐれも適量に楽しみ、お酒に飲まれることのないようにしましょう。
※1日のアルコール適量の目安:酒1〜2単位まで。女性は少なめに。(1単位:ビール1本/日本酒1合/ワイン3分の1本/ウイスキーシングル2杯)


熊谷医院 熊谷 理夫 医師

『足が弱ったと思う最近の私の心がけ』

熊谷医院 熊谷 理夫 医師

私の仕事中の歩行距離などたかが知れている。日頃の運動不足は明らかだ。
いわんや冬をや。そこで、下肢筋力アップのためスクワットを始めた。
まず、足を肩幅に開き、背すじをしっかりと伸ばして立つ。そのまま腕を前に伸ばす。
そして、太ももと床が平行に近くなるまで腰を下ろし、戻る。
椅子に腰掛けるように、臀部を後ろに突き出す姿勢をとることがポイント(写真参照)。
高齢者であれば5〜10回を3セット、頻度は1日置きが目安。不精な人にお勧め。


小針生皮膚科内科医院 福嶋 孝子 医師

『小中高校で運動器健診が始まります』

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@片足で立つA腕を垂直に上げるBしゃがむC前屈するなどの基本動作が1つでもできない子どもたちは4割強に上り、体のバランスや柔軟性、反射神経の低下は、けがや故障を誘発します。
近年、身体活動・運動の不足による体力・運動機能が低下する子と、逆に運動のし過ぎによるスポーツ障害をきたす子と二極化現象をきたしているといわれています。
運動器検診は、運動機能障害やスポーツ障害を早く見つけ、適切な指導・教育・治療を施し、心身ともに健全な成長・発達に結びつけることにあります。
ご家庭でお子さんの状態を観察してみてください。


ツインクリニック内科・整形外科 齊藤 公基 医師

『さあ、山登りのシーズンが始まりました』

ツインクリニック内科・整形外科 齊藤 公基 医師

先日、横手山岳協会主催の『第22回山の写真展』(於:Y2ぷらざ)を見てきました。
素晴らしい景色や皆様の笑顔に心が洗われました。
登山は有酸素運動により基礎代謝を高めて疲れにくい体を作ってくれますし、景色や自然からのさまざまな音、草木の匂いは体に癒やしを与えてくれます。
良いこと尽くしの登山ですが、普段の生活よりも多くの運動量が必要です。
狭心症や糖尿病などの持病をお持ちの方は、お薬手帳を携行し、そのことをリーダーさんに一言伝えておくと安心でしょう。


スギ眼科クリニック 杉 紀人 医師

『白内障予防にサングラス』

スギ眼科クリニック 杉 紀人 医師

白内障は目の老化と諦めていませんか?白内障の主な原因は老化以外にも紫外線が重要ですが、自分でも簡単に気を付けることができます。それは、UVカットのサングラスをかけることです。色に関係なくUVカット加工がされているものを選びまし ょう。天気が良い日の除雪時にもとても有効です。まだ、白内障なんて気にする年ではないと言って油断していると、高齢になったときに差が出てくるかもしれません。
紫外線だけが原因ではないですが、出来る範囲の予防をしておくと安心ですね。


渡部医院 渡部 伸 医師

『専門家に弟子入り!?』

渡部医院 渡部 伸 医師

職業上、さまざまな場所が痛む患者さんの診療をしています。農繁期に入ると、腰痛や膝痛の患者さんが非常に多くなりますが、『苗箱を洗う』『マルチを貼る』等が、体の何の負担になるかが分からなかったです。10年前、高校時代の友人のもとに毎週遊びに行って農作業の見学をしているうちに、いつの間にか作業着や地下足袋をそろえ、耕運機操作から出荷の袋詰めまでいろいろなことを教えてもらいました。今は勉強のつもりが、次にできることにワクワクしています。


井田内科胃腸科医院 井田 隆夫 医師

『ツツガ虫病』

井田内科胃腸科医院 井田 隆夫 医師

新緑と晩秋の頃に多く発症する『ツツガ虫病』は、夏の花火大会の時期にも発症することがあり注意が必要です。『ツツガ虫病』は病原体(リケッチア)を有するダニの一種ツツガムシに刺されて発症します。主な症状は(1)38℃以上の発熱(2)赤褐色の発疹(3)刺し口が約1センチのカサブタで脇の下や陰部等が多い。早期に治療をすれば軽症で治癒しますが、治療が遅れると死に至ることもあります。治療は特効薬ミノサイクリンを使用します。河川敷に出かけるときには長袖長ズボンを着用し、帰宅後すぐに衣類を脱ぎ入浴すること。花火大会、お気を付け下さい。


曽根医院 曽根 純之 医師

『農作業事故に注意』

曽根医院 曽根 純之 医師

農業就業人口がここ40年で800万人から260万人に減少しているにもかかわらず、農作業死亡事故は年間約400件と横ばいで推移しています。原因の一つは農業人口の高齢化です。また、事故原因の6割が農業機械での作業中で、そのうち乗用トラクターが最も多かったです。機械の進歩に人間(特に高齢者)がついていってないのが一番なのでしょうか。診察中に高齢者の方に「少しずつ仕事量を減らしては」と問い掛けますが、多くは「俺がやらねば誰がやる」と言われます。実りの秋です。機械と自分の能力に注意して、事故なくたくさん収穫してほしいものです。


ツインクリニック内科・整形外科 齊藤 公基 医師

『麻疹(はしか)流行』

ツインクリニック内科・整形外科 齊藤 公基 医師

国内で麻疹の集団発生がみられており、今年の累積患者数はすでに去年の3倍を超えています。麻疹は感染力が強く、同じ空間にいるだけで感染してしまいます。
予防方法はワクチン接種です。保護者の方は、お子様の接種状況を母子手帳でご確認下さい。1期(1歳時)、2期(年長児)の接種が完了していないお子様は、早めに接種を受けて下さい。20歳〜39歳の方々にも感染者が多くみられていますので、ご自身の接種歴をご確認下さい。
接種歴が不明なときは医療機関での抗体検査(血液検査)をお勧めします。


橋医院 橋 和彦 医師

『果糖の話』

橋医院 橋 和彦 医師

果糖は果物に多く含まれている糖の一種ですが、最近は異性化糖・ブドウ糖果糖液・果糖ブドウ糖液などと表示され、お菓子や炭酸飲料のほかお鍋のスープの素、納豆のタレ、みりん風調味料、ヨーグルトなどさまざまな製品に使われています。
この果糖の取り過ぎが、高中性脂肪血症・高尿酸血症・高血圧・肥満(肝障害)の原因になるほか、AGEs(終末糖化物)を作り出し老化を促進することが分かってきました。
果物を適量食べる程度なら問題はありませんが、知らずに果糖を取り過ぎているかもしれません。商品を購入する際は十分注意しましょう。


市立横手病院 小児科 小松 明 医師

『感染症がやってきた』

市立横手病院 小児科 小松 明 医師

本格的な冬を前に、種々の感染症が流行しています。 1歳児を中心にRSウイルスやHMV(ヒトメタニューモウイルス)による入院ラッシュ、また、インフルエンザA型で朝倉小学校が、B型で皆瀬小学校が学級閉鎖されました。
稲川中学校に端を発したマイコプラズマ感染症もまだ終息しておらず、十文字や増田方面にも飛び火している状態です。今後の胃腸炎の発生状況も気になるところです。
診察する側としては、少なくとも感染しないように、マスク装着、手洗い・うがいは継続したいところです。御自愛ください。


西成医院 西成 忍 医師

『在宅医療と自宅での看取り』

西成医院 西成 忍 医師

住み慣れた自宅で最期を迎えたいという希望が増えています。
横手市医師会では往診などの在宅医療に力を入れており、市内には在宅医療に対応している医療機関がたくさんあります。
在宅診療では検査や治療に限界はありますが、訪問看護や介護サービスなどの多職種連携を利用することで、安心して自宅での看取りが可能です。
『重い病気で医療機関に通えない状態になったら?』あるいは『歩けなくなって今までの医療機関に通えなくなった場合はどうしよう?』こんな時は迷わずに医療機関や地域包括支援センターにご相談ください。


湊クリニック 湊 浩一郎 医師

『あがり症』

湊クリニック 湊 浩一郎 医師

人から注目される場面で、『赤面する、心臓がドキドキする、汗をかく、手足が震えてしまう、うまく言葉が出ない』『以前、恥ずかしい思いをしたため、朝礼の当番や内輪の発表会がつらい、避けたい』など、周囲に言えず、自分の性格のためだと悩んでいる方は少なくありません。
いわゆる、あがり症(社交不安障害ともいいます)の方です。このような場合、心理療法と薬物療法を組み合わせた治療が有効です。薬がよく効いて、「長い間の苦しみが無くなった」と感謝されることもあります。このメッセージがひそかに悩む方々に届くよう期待します。